サポートアクション上の任意の文言を変更する
サポートアクションではコンテンツの文言・見た目を自由度高く設定できますが、コーチマークの「OK」ボタンなど一部の要素については文言の変更ができません。
そこで今回は、サポートアクション上の任意の要素に対して、CSSで文言の変更を行う方法をコーチマークの「OK」ボタンを例に記載します。
この方法はCSSがうまく動かなかった際の影響が大きいため、必ず複数のデバイス・ブラウザで動作確認(特に文字化けが起こっていないかの確認)をしてから公開してください。
以下に記載するCSSを詳細設定>このステップのカスタムCSSに入れることで、そのサポートアクションでだけ見た目を調整することができます。
ブランド設定に登録した場合、全てのサポートアクションに変更が反映されます。
※カスタムCSSの設定方法はこちらをご確認ください
通常のコーチマークの表示
CSSで文言を変えた後のコーチマークの表示
CSSで特定の要素の文言を変更する方法
「before」擬似要素のcontentプロパティを利用することで、任意の要素に文言を追加したり、文言を削除することが可能です。
以下のCSSでは、コーチマークの「OK」ボタンの文言を「閉じる」に変更しています。
#rs_sa .c-coachMark-ok { font-size: 0px; } #rs_sa .c-coachMark-ok::before { content: "閉じる"; font-size: 16px; }
以下、CSSの解説になります。
#rs_sa .c-coachMark-ok
文言の変更にあたり、元々の「OK」の文言が邪魔になるため、文字サイズを0にすることで擬似的に文言を非表示にしています。
#rs_sa .c-coachMark-ok::before
任意のCSSセレクタに対して「::before」をつけることで、擬似要素にスタイルを当てることが可能です。
ここではcontent: ""で指定した文言を該当要素の前に挿入しています。
そのままだとこの文言にもfont-size: 0px;の指定がかかって表示されないため、16pxで上書きすることでこのテキストのみを表示させています。
font-sizeの値は任意の大きさを指定してください。
尚、一般的にcontentで文字を入れる擬似要素は「::before」「::after」の2つになります。文言を差し替えるケースではどちらを利用しても問題ありませんが、「追加する」ケースでは前に差し込みたい場合はbeforeを、後に差し込みたい場合はafterを利用してください。
このCSSで発生し得るリスクについて
このCSSでは、「元々の文言を非表示にし」「任意の文言を追加する」という処理を行っています。
そのため、このどちらかがうまくいかない場合、意図しない挙動になる可能性があります。
例えば、以下の可能性が考えられます。
- サイトの文字コードの関係で、contentで指定した文言が文字化けしてしまう
- CSSが反映されるまでのわずかな時間、変更前の文言が表示される
- 文言を差し替えることで、ボタンの大きさが変わってレイアウトが崩れる
これらのリスクについて十分に把握し、複数のデバイス・ブラウザ(および画面サイズ)で異常がないことを確認した上で、このCSSをご利用下さい。