レコメンドシナリオを作る
ここでは「どのような商品母集団(商品リスト)をもとに、どのようなお客さんにどのようなレコメンドを行うか」という、施策の一連の設定を行います。 この一連の流れをShowcaseでは「シナリオ」と呼びます。
シナリオの構成要素
- 概要
- シナリオID
- シナリオIDはプロジェクト全体で一意になるように設定します。ここで設定したシナリオIDを接客アクション作成時に利用します。
- シナリオ名
- シナリオ名は、分かりやすいように任意の文言を設定してください。(日本語入力可能です。)
- 説明
- 自由入力です。どのような施策なのか分かりやすくなるように設定してください。
- シナリオID
- 商品リスト
- 商品リストの画面で作成した商品リストのうち、どの商品リストを利用するかを設定します。
- レコメンドルール
- レコメンドルールは任意のルールを複数設定できます。
シナリオを作成する
実際のシナリオ作成の流れです。
「シナリオの構成要素」で紹介した3つの項目の設定方法を詳しくみていきます。
各項目は、接客で利用するための最低限の項目の入力が完了すると、サイドバーの項目名の横にチェックマークがつきます。
- 各項目においてチェックマークがつく条件は以下です
- 概要:シナリオ名とシナリオIDが入力されていること
- 商品リスト:商品リストが選択されていること
- レコメンドロジック:レコメンドルールが一つ以上設定されていること
全ての項目にチェックマークがつくと「接客紐付け可能」状態への更新をリクエストできます。「接客紐付け可能」状態になると、接客アクションから対象のシナリオを呼び出すことができます。
概要の入力
まずは概要を入力します。
- シナリオ名
- 任意のシナリオ名を入力します。
- シナリオ名は入力必須です。
- シナリオID
- シナリオIDを入力します。
- シナリオIDは英小文字、数字、アンダースコア( _ )のみ使用できます。先頭は英小文字のみ使用可能です。
- シナリオIDは入力必須です。
- シナリオIDは作成後の変更ができません。
- 目的
- シナリオの目的や説明を自由に入力します。
- 入力は任意です。
商品リストの選択
次に商品リストを選択します。
- 商品リストの画面で作成した商品リストのうち、どの商品リストを利用するかを設定します。
- ここで設定した商品リストが、対象のシナリオによってレコメンドされる商品の母集団となります。
- 商品リストを選択すると、その商品リストの検索条件や商品分布の内容、商品リストの一部を確認することができます。詳細な内容や全商品を確認したい場合は、商品リストの上部にある「全商品を確認する」をクリックすると対象の商品リストの画面を別タブで開くことができます。
- 商品リストが存在しない場合や、新たに商品リストを作成したい場合は、「新規で商品リストを作成する 」ボタンをクリックしてください。別タブで商品リスト作成画面が開きます。(商品リスト作成についてはこちら(リンク貼る))
レコメンドルールの設定
どのようなレコメンドを行うかを設定します。
- 初期セットアップの際に設定した「ルールテンプレート」の中から、実際にこの施策でどのルールを使うかを決めます。
- レコメンドルールは複数個設定できます。
- レコメンドルールでは取得する商品の上限数をあらかじめ設定できます。上限数はレコメンドルール全体と、各レコメンドルール内で設定することができます。 たとえば、全体での取得上限数は30と設定し、ルール1では20件、ルール2では10件と設定できます。
ルール全体に対して設定できる項目
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優先度
レコメンドルールには各ルールの優先度があります。優先度の高いルールから順番に商品を取得します。 たとえば、ルール1の優先度が高く、ルール2の優先度が低い場合、ルール1で取得した商品が30件に満たない場合は、ルール2で足りない分を補います。ルールの優先度は、各ルールの上下矢印で変更することができます。
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商品の取得上限数
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全体条件
ルール全体に対して共通の条件を設定することができます。現在設定できる項目は以下です。
- 性別
各ルールに対して設定できる項目
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ソート条件
各ルールには、ソート条件を設定できます。ソート条件はそのルールで商品を取得する際に、どういう順番で取得するかを設定するものです。たとえば、「品番 + 昇順」を設定すると、品番数が若いものから順に商品を取得します。
※下記のルールテンプレートを使用している場合はソート条件を設定できません。
- 売上ランキング
- (ランダム)
-
商品の取得上限数
シナリオを編集する
下書き状態のシナリオは内容を変更できます。シナリオの詳細ページの画面上部右の「編集」ボタンをクリックすると編集モードになります。変更が完了したら「保存」をクリックしてください。
シナリオを接客から利用する
シナリオを接客から利用するには、シナリオの全ての項目を入力・保存した上で、詳細ページの画面右上の「接客で利用する」ボタンをクリックします。
クリックするとステータスが「更新中」となり、裏側で接客で利用するための準備が行われます。
裏側の処理が完了すると「接客利用可能」のステータスになり、接客サービスから呼び出して施策に組み込めるようになります。
シナリオの各ステータスについて
- 下書き
- シナリオの新規作成後から「接客紐付け可能」へのリクエストをするまではシナリオは「下書き」状態となります。
- この状態の場合はシナリオの編集が可能です。シナリオID以外の全ての項目を変更することができます。
- 更新中
- 「更新中」のステータスになる条件は以下です。
- 「下書き」から「接客で利用する」状態への更新をリクエストした場合
- 「接客利用可能」から「接客呼び出し終了」状態への更新をリクエストした場合
- このステータスのときは裏側で接客で利用するための準備や、接客で利用可能な状態を解除するための設定を行なっています。そのため、シナリオの操作や更新ができない状態になっています。更新が完了するまで少しお待ちください。
- 「更新中」のステータスになる条件は以下です。
- 接客紐付け可能
- 作成したシナリオを接客で呼び出すための全ての準備が整うと、「接客紐付け可能」のステータスとなります。