ページまとめ設定
概要
URLが異なる複数のページを、一つのページとしてまとめられる機能です。
まとめ上げが設定されているプロジェクトでは、イベント集計時にURLが指定の方法で変換・まとめられ、そのURLがレポートなどでのページの単位として使われます。
また、サポートウィジェットでの「よくみられているアンサーの自動最適化」の計算でも、まとめ後のURLが使われます。
具体的な例は、下の「設定例」をご覧ください。
設定方法
グロナビの、「設定」 →「ページ定義設定」から、「ページまとめ設定」とたどり、「URL置き換えルール」に設定を追加していきます。
なお、URL置き換えルールとは、RightSupportでページを集計する際に、URLを変換していくルールのことです。
例えば、下図のように、サイトの元々のURLを、ルールに従って順々に変換していき、最終的にまとめられたURLを得ます。図では、ルール1でパス末尾のスラッシュの削除を行い、ルール2で/users/以下のIDをUIDという文字列に置き換えることで、4種類のサイトURLを2種類にまとめています。
ページ定義設定画面から、「ルールを追加」ボタンを押すと、以下のようなモーダルが開きます。
ここから、下記手順で設定していきます。
- 必要に応じて、1の「URL要素を追加」ボタンからURL要素を追加します。
- 2の設定パネルで、要素を編集していきます。
- 置き換え前のURL要素がどういうものかを、「テキスト」「任意の英数字」「任意の英字」「任意の数字」「任意の文字列」から選択します。
- その要素を置き換えるかどうかを選択し、置き換える場合は、置き換え先のテキスト(空文字でもOK)を入力します。
- 全ての要素が設定できたら、3の「URLのテスト」に、置き換えたいURLを入力します。URLが意図通りに変換されていることを確認したら、「決定」ボタンを押します。
全てのルールが設定できたら、ページ定義設定画面の「保存」ボタンを押して完了です。
なお、ページ定義設定画面の、「ページまとめ設定」パネルの「参考: ページまとめが行われたページ一覧」をクリックすると、直近一週間でまとめられたページ一覧が確認できます。(設定完了からこの表への反映まで最大1日かかります。)
まとめられたページのレポートでの見え方
各種レポートで、ページタイトルの上にマウスをホバーすると、「まとめられたページ」の欄が現れます。ここで、どのようなまとめ上げが行われたかが確認できます。
なお、まとめ上げられたページのタイトルやリンク先は、まとめ上げ前のものの中で最もセッション数が多いものになります。
設定例
パスの末尾が、/users/[数字のユーザーID] となっているページで、ユーザーIDの部分を全て「UID」という文字列にまとめたい
- 1番目のURL要素: 「任意の文字列」を「そのまま残す」
- 2番目のURL要素: 「テキスト /users/」を「そのまま残す」
- 3番目のURL要素: 「任意の数字」を「UIDに置き換える」
パスの末尾のスラッシュの有無だけ異なるページを、スラッシュなしにまとめたい
- 1番目のURL要素: 「任意の文字列」を「そのまま残す」
- 2番目のURL要素: 「テキスト /」を「空文字列に置き換える」
パスの末尾が、/articles/[英数字の記事ID] となっているページと、/articles/[英数字の記事ID]-[日本語の記事名]となっているページを、/articles/[英数字の記事ID]にまとめたい。ただし、記事IDはそのままページ区別に使いたい
- 1番目のURL要素: 「任意の文字列」を「そのまま残す」
- 2番目のURL要素: 「テキスト /articles/」を「そのまま残す」
- 3番目のURL要素: 「任意の英数字」を「そのまま残す」
- 4番目のURL要素: 「テキスト - 」を「空文字列に置き換える」
- 5番目のURL要素: 「任意の文字列」を「空文字列に置き換える」
パスが /projects/[英数字のプロジェクトID]/[後ろに続くパス] となっているページで、プロジェクトIDは全て「PID」という文字列にまとめたい。ただし、後に続くパスはそのままページ区別に使いたい
- 1番目のURL要素: 「任意の文字列」を「そのまま残す」
- 2番目のURL要素: 「テキスト /projects/」を「そのまま残す」
- 3番目のURL要素: 「任意の英数字」を「PIDに置き換える」
- 4番目のURL要素: 「テキスト /」を「そのまま残す」
- 5番目のURL要素: 「任意の文字列」を「そのまま残す」
http://のページをhttps://のページにまとめたい
- 1番目のURL要素: 「http://」を「https://に置き換える」
- 2番目のURL要素: 「任意の文字列」を「そのまま残す」